【水瓶座新月(2/12) 〜変化と安心の間にあるもの〜】
2月12日は水瓶座新月です。
それにしてもすごい水瓶座マジョリティの図というか、水瓶座に6天体!
不動宮という点で見ると8天体が不動宮にあるということで、
不動宮テーマ、特に牡牛座と水瓶座テーマが着目されやすい時です。
水瓶座の太陽と月は2ハウスにあり、お金や資質などについて客観的に観ていく事がテーマになっていることがわかります。
状況について理性的に判断したり、資金や資質など手持ちの札についてあらためて観なおすよう物事が進んでいくでしょう。
その太陽と月に対して、牡牛座の火星(4ハウス)がスクエアの配置を取っていることもあり、緊張感が漂います。
4ハウスは自分にとって土台になっている部分であり、安心のよりどころでありつつ、また当たり前の環境を示しています。
牡牛座は自分の感覚に準じたあり方ですから、
自分の感覚に基づいた当たり前感覚があり、火星があることからそれを強く押し出したくなる…ということ。
またそこには安心したい、心の安寧を得たいという強い欲求が存在していることも示しています。
2ハウス水瓶座の太陽と月と、4ハウス牡牛座の火星のスクエアは
理性的に見直す姿勢と、こうした実感に基づいた安心感覚との拮抗でもあるので、
ある意味、当たり前の部分を見直すことにもつながるでしょう。
これは表には出ないのですが、内的にはなかなか実行についてハードルが高い状況。
客観的に見直す必要があるという方向性に対して、
当たり前なので見直す必要は無いと突っぱねる配置でもあるため、
このあたりの心理的な圧力は大きくなるでしょう。
もうずっとこの状態で安定していたのに、今更何で見直さないとならないのか…という圧でもありますから、実際に足取りも重いものになるはずです。
今日は無理だから…と明日に先延ばしにしたい気持ちも高まるかもしれません。
そういったときは、ほんの少しだけ、一部分だけなど、小さな範囲のみ進めてみるようにしてください。
例えば、お金の使い方や管理の仕方などを見直す際に、これくらいなら…という部分から着手してみるのも良いでしょう。
最近は管理用のアプリやネットツールなどもあるので、こうした情報をとりあえずチェックしておくだけでも、小さな一歩になるはずです。
感覚的な抵抗感が前に進めない原因でもありますが、小さな一歩を積み重ねることで、抵抗感のハードルが徐々に小さく感じ、いつの間にか求める状態へ近づいている…ということもあるかもしれません。
特にここの所、風の時代の到来と言われているため、その暴風に乗っていかなければならない気持ちに寄りがちな面はあると思います。
しかし、自分の感覚、特に安心感覚・安全に基づく感覚に関わる部分を動かすのは並大抵のことではありません。
ここを無理やり変えてしまうのではなく、
自分の足取りとして無理のない範囲で、自分の安心感覚を確認しつつ、納得できる進め方をしたほうが良い時期でもあるのです。
スッと、変えられる方はそのままで、
そうではない方は、牛歩で歩みつつ、納得のいく進め方をしていく事が大切で、
それこそが不動宮というテーマが求めるものに近い意味合いを持つものでもあります。
そうやって丁寧なステップを踏んで変化していったものは、やはり今後の流れにおいても、安定度の高いものとなるからです。
安心を求めたいけれど、外は暴風雨。でも自分にできることは限られている…という状況に近いかもしれませんが、
限られたことであっても、それを丁寧に進めることが今後において重要なものとなるでしょう。
さて、今回の新月にまつわる香りは、
水瓶座のユーカリと
牡牛座のパチュリー
ユーカリは、広い所に意識を向けつつ、客観的な視点をスムーズに引き込むでしょう。
またパチュリーは、安心や安全といった身体感覚に基づいた部分を強めつつ、着実な足取りで物事を進めるよう支えてくれるはずです。
心圧の高くなりやすい時期ではありますが、
できる範囲で一歩ずつ…を心がけ、地道に歩んでいきましょう。